2011年09月19日

徒然 46


そういえば
鍛錬に励んでいるものの気安い装備品を所持していなかった
しかし剣や杖は柄ではない

悩んだ末に購入したのは途方も無い運命を愛する花

私、非運命論者ですけれどね、と
その花弁に口付けをした


(四角いケーキに嬉しげ

ふふ、千歳とおんなじ名前
たなぼたっていうのかしらね、こういうのも


ワンズへ


2011 9 18

この大陸に足を踏み入れてから1813日目
ようやくレベル50達成致しました

此処暫く、意識しながら鍛錬してからの早うございましたねぇ・・・

(大陸からの個人証を見てしみじみしている
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2011年09月18日

徒然 45


その青年は汚れを知らない白い浴衣を着る。
そこに、細く編まれた藁に紙垂のついた縄を、緩く纏っていた。

大陸は慰霊の時期を迎える。
青年は結界を身に纏う。
魔性の血肉が、夏山の業が呼び寄せる数多の魂を、境界の内側から見つめた。


大陸に蔓延する病。
そこには緩やかな焦燥と安堵しかない。
照り付ける夏の真昼、蝋のような白い肌をさらして眠り続ける。
浅い呼吸が記憶を呼び覚ます。

夢に見る、幾つもの花。

この胸の傷みがある内は、私は人間だ。


夏が終わります。

梨が出回り始め、西瓜は姿を消してゆきます。
朝顔は次第に枯れてゆき、小さな種を残します。

優しく胸をしめつけた、あどけない毎日。
私はまたヒトツ、確かに老いてゆく。


夢は今も廻りて 忘れがたきふるさと。


この坂道には暖かな陽が降り注いでいて
私は豊かな気持ちで、それを見送る

人生、恋路、追憶

あまりに容易くころころと意味を変えると知っているけれど
その度に新鮮な気持ちになって、私は新しい人間になるのです
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2011年07月13日

徒然 44


りっきーさんから頂いたマントを羽織って
そろそろ旅人業も再開しましょうか
まずは何処へゆきましょうかねぇ

スナック富士子のプチ同窓会な気分で一人わくわく


束に顔を埋める。
花冷えの風に揺れて薫る。
白は彼女を彷彿とさせた。
足元に擦り寄るやわらかい生き物。

虹雅京の白梅を見た。
しかし、それは短く散った。

真実の友情と謳われる、春を告げる花を愛でる。


その青年は、初夏の日差しを遮る林檎の木の下で眠る
久方ぶりに国家の枠から解き放たれて、ただ自分が何処にでもあるような無限大の心地に浸る
それは孤独だ
薫れ、新緑が深緑へ変わる様を

白く濁る湖底の夢を見た


肌寒かった梅雨が過ぎ、天に星の河が流れる。
唇に湿り気を感じ目をつむれば、魂の還る夜を迎える。
しかし陽射しは分け隔てなく色濃いまま晒した。
はためく洗濯物の向こうに青々とした季節がある。
からりと澄んだ大空と、むせ返る深緑の夏山。

春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香久山
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2011年07月12日

徒然 43


降り積もる


その本を開けば、火花が散った
悪戯者の狐の精霊が、くるり目を回し見上げる
小さな太陽が咲いて散る

「・・・まぁ、花火だなんて」

それは悪戯に在らず
誕生の祝福の舞いだった


金のカップになみなみと、高く薫る西の茶葉。
きっと金木犀の下では、より映えるだろうと思った。
今は満天の銀の星の下。
細くなった月を見上げる。

血よりも紅い紅茶をどうぞ。


薫る紅茶の傍らに。
甘さ控えめのケーキがある。
美味しいのよ、と笑っていた、白い尾の娘。

白いクリームが唇に触れる。
苺の果汁がインクを落とす。
太陽の色が、世界で一番、優しいキスをする。


ささやかなティー・パーティー
お次の登場は、ふかふかの動物
おどけてぴょんぴょん跳ね回る
手には星影の仮面を掲げ
あなたもわたしも踊りましょう
夜が明けるまで踊りましょう


3月までがバレンタイン!(抱負
博愛果実にかこつけて、方々へ伺いますですよぅ

今年は和風喫茶の給仕さんなのです、うふふ
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2011年07月11日

徒然 42

(離れに、その青年は居た

(三つ指をついて出迎え

新春の御喜びを申し上げます
うふふ、いらっしゃいですよぅ


「いってきまーす!」
小さな背中を見送った。
少女の両足は力強く地面を蹴る。
目的を持った瞳は輝く。
意志を持つ人形の、駆け出す先に青年は目を細めた。


活動縮小、伝言、小窓(メッセ)、手記メイン
申し訳ありません
そして、ありがとう


隣に結晶精霊がぴと、と寄り添っている


左の中指に指輪を通す
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2010年02月07日

徒然 41


何時だって、私だけを見てくれる人が欲しかった

かいな、におい
与えられてきたものを私は断ち切ってきた
そして夜を越え、これからは一人で生きてゆくのだと思い込んだ

私の旅路を話したい
これまでも、これからも
その為に私はドアをノックする
彼女の部屋のドアを


(部屋に紙が一枚

「伝言は背後様忙殺期間が終わるまで、お待ちくださいませ」


(ほてった顔で布団に潜り込んでいる

(部屋の入口には貼紙

「体調不良につき、まったりモードご用件はムーンまで」

(すぐ傍にはちーミルが一体、待機している・・・


気持ち良さそうに背伸びをする
雨戸も障子も開け放す
久々の日差し、冷たい風に笑みを浮かべた
「んー、元気元気!」
床の間に飾られている饅頭も優しげに見守っている

■梅の薫りの手紙にキス
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2010年02月06日

徒然 40

ほ、と息をつく。
それまでの長い長い経緯をようやく書き終え、青年は背伸びをヒトツした。
殆どが夢の中の出来事だからこそ夢遊の記憶を辿る作業は、曖昧さの中に正しさを見付けねばならず、多大な疲労を覚えた。
「これで良いのです」
金木犀の薫りがした。


彼の青年は金木犀の薫りがする。

『はんだ』ものとの境界を曖昧にする精霊、青匂師の影響により、彼からは多大に植物の匂いがする。
花や果実に止まらず、樹皮や苔や青草や。

けれど花が散ろうとも彼の青年からは金木犀の薫りがした。
それは夏山の血潮を流れるマナが生み出す蠱惑の薫りだった。


此処は平たい倭様式の離れ。
柚子の香りがする部屋で青年は黙々と刺繍をしていた。
畳の上には色とりどりの布地。
桐の箱には大切そうに納められた幾つもの宝石。
そんな万華鏡のような部屋で、ただ熱心に針を動かし続けていた。


ふと針仕事の指が止まる。
床の間に飾られていた花瓶には紅白の花が飾られていた。
咲き誇る薔薇、凛と咲く鈴蘭。
どちらも同じ家族から贈られたものだった。

花という選択は、贈り物としてのセオリーだからか。
花好きの自分を思いやってくれたのか。
それとも・・・彼女からの影響だろうか。


花は散る、花は咲く。

それは永久に変えられぬ世界の道理。

やがて春を迎える新芽にも、いつか開花の時が来る。

最後まで好きと言えなかった、けれど、それで良かった。
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2009年11月09日

徒然 39

旅行GBを片手に、今日はあちらへ明日はこちらへ
大きな花壇、素朴な石畳、路地裏の酒場、
断崖絶壁から見える風景
岩の国は、人混みの熱気と乾いた砂の匂いがしました


ヒットマンは優雅である事が大事
それってスナイパー?
いいえ、それはスパイです


たぷんと揺れる液体は高い密度を有している
am
広く栽培されるそれは名前に力を宿している
それは一重の花と似ていて、しかし決定的な違いを見せる

私はあなたの力になる

控えめな感情を凌駕して尚、はかない望みを持っている
そんな名を持つ果実なのだ


蒸した空気に腐臭が充ちる
『いななき』は鈍く遠い
命亡き竜が目覚める時を金の時計は示したのだろうか

それらの刻限を刻んでいるのだろう

崩れた城壁越しに曇り空を見つめる
それらの絶叫が、ただ義務のように響き渡った


幾つもの石を文机に並べる

魂の昇天はみなもに写る
蒼の印象は手放せずにいた
潮風に揉まれて過ごした、夜空を吸い込み

ああ、夏なんだな、と夢想する
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2009年06月24日

徒然 38

きらきら光るドロップス。
新調された文机。
そしてかすかな星の残り香。

「春は何事も変革であり、新し新しは正義なのです」
真新しい衣に袖を通す青年。
何もかも様変わりした部屋には蓮茶の香りが漂っている。
だが青年の表情はどこか虚ろなものだった。


風薫る皐月
新緑から次第に色付きはじめた葉は一層、密度を高める
ひだまりから優しく遮断さた木陰で午睡する人影
空色の絹に守られた眠り姫は・・・王子様のキスを待っていた


「いや待ちませんから!
何故、千歳はこんな格好を!?」


出目金が傍をたゆたい、ゆったり過ぎてゆく午睡
お姫様は猫さんのキスでお兄さんになりました

スコーンにケーキにサンドウィッチ
熱い紅茶を注いだら
ほら、林檎の木の下は目覚めのパーティー会場

「何でもない日、おめでとう!」


花屋一家と揃いのアオザイを着て
朱塗りの杯に唇を寄せる

華の酒は澄んだ透明
とぷんと琥珀の石を落とす
内に虫の魂を秘めて
豊かな香りの酒に沈む花の蜜

これぞ正に華の酒
唇に含み笑みを漏らす


千歳はヒットマンらしいのです
それって凄腕ってことかしら
かっこいい!
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2009年02月13日

徒然 37

ぽつぽつと灯りの点された部屋

想いの暖炉の黄色
雪の思い出の青色
静寂が支配する白色

そのどれも儚く優しい送り手の想いが込められてあるから
浮かぶ青年の顔は穏やかであった


「そろそろ節分にございますだるっ★」
「・・主よ、その言葉遣いは一体・・・」
「うさぎさんからお茶を頂きまして、だるっ★」
「Σちーちゃん、それぜってぇ茶じゃねぇから!」
「でも美味しゅうございましただるっ★よ?」
「いやもうそれ何か間違ってるから!」


おねむさんから頂いたのはスパイシーなケチャップ
まだまだ冷え込む冬だから、身体を温める料理を

ロールキャベツにトマトのサラダ
マルゲリータの花を沿え

折角ですから、そこの貴方も一口如何?


フライングって、なんだか軽快な言葉
そんな事を思いながら机の上を眺める

にくきゅうを模った、つやつやのチョコレート
無骨な中に実直さの見える鉄の腕輪

どちらも異国のにゃんこさんからの贈り物
フライング・プレゼント


白いムースは幸せのお味
ベリーソースは宝石、ミントの葉はリボン
頬張る姿は幸せのお顔

ふわふわ口解け、まるで雪みたい
やさしい気持ち、春の陽でそだつ

白いムースは幸せのお味
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2009年01月07日

徒然 36

その会場には何時の間にか一人の女が加わっていた。

少女と呼ぶには大人びた足取り。
淑女と呼ぶには妖艶な唇。
婦人と呼ぶにはあどけない瞳。

「月が綺麗ですね」

見た目を裏切るハスキーヴォイスが、声を掛けた。


さて今宵はどうやって迎えに行こうか。
誰よりも咲き乱れているのに、恥ずかしがりやで意地っ張りな・・・まるで自分を見るような華を。
ともあれまずは逃さぬようにしなくては、と固く心に誓いつつ。


やがて最高潮を迎える舞台に、青年も帰還する。


ぱぱ(略)様のお目覚めで、急に城が賑やかになった

1日遅れのクリスマス・イヴ
テーブルには沢山のご馳走、ツリーには妖精
暖炉の前には虎と仔竜
怪獣さんに頂いた音楽をBGMに


貴方が目覚めた事が、私にとって一番のクリスマスプレゼント


サプライズ結婚式も無事に終了して
すっかり安心しきった青年、千鳥足での帰り道

「月がぁ、出た出ぇたぁ♪
雲がーぁ、出たぁ、よいyひにゃあああああ!?」

すっかりご機嫌で歌っていたら、うっかり橋から落ちました
なので現在、移動は全て虎に乗って行っております


※パソクラにつき鈍足


(三つ指ついて深々と頭を下げながら

寿ぎのご挨拶を申し上げます

皆々様におかれましては、昨年のお心遣い、大変にお世話になりました
ありがとうございます
不束者ながら本年もご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い
申し上げます
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2008年12月21日

徒然 35

14〜17日まで白鴉城離れで温泉に浸かって過ごします
あまりアクティブに動く事は出来ませんが、時折、お外やポストを覗く予定
ご了承くださいませ

桔梗と、久々に蓮茶でも淹れましょうか


それは冬のエージュに訪れた、小さな奇跡。

彼らの軌道はまるで、春の若草が足元を満たし、夏の光が葉を更に色濃くし、後に残る金の床は一面の麦畑となる。
草木の芽吹きのようなダンスだった。


「さぁ、この一曲は私が貴女の王子様に・・・柄じゃありませんけれど・・・なりましょう」
手を差し伸べて微笑む。
「踊っていただけますか、シンデレラ」


「白いお耳のお嬢さん、今宵のパートナーはお決まりで?」
意図せずして、誘い文句は目前の少女の一曲目と同じ。
ゆっくりと交友を重ねる相手に対しては、割合、遠慮はしない。
「いらっしゃっても狼さんが攫ってしまいますけれどね、ふふっ」
優しく手を取り、細い身体を支えるように踊りだす。


ようやく見つけた少女の緑は、少しくすんだ倭文化独特の色彩を思わせるものだった。
「お迎えに上がりました、サフィ嬢」
ドレスは少女の身体を労わるように積み重なって、優しく包んでいる。
「・・・夏の雨を越えて」
くすりと笑う。
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2008年12月05日

徒然 34

世にも珍しい深緑の毛並み
友人からのプレゼントは、丸々とした小さなパンダだった

羽織を肩にかけパンダを胸に抱く
長雨が、すっかり散った金木犀の残り香を窓辺におくる
冷たい指先を温めるように、青年は白い毛並みに顔を埋めた


パンダの毛並みを撫でながら歌う

修羅の門からの帰り道に
すっかり染まった枯葉が落ちた路を

とぉりゃんせ、とおりゃんせ、此処は何処の細道か・・・


秋の夜長の共として一冊の本を頂いた

延々と赤い鳥居が続く坂道
枯れ草の合間の敷石から足を踏み外したら
もう帰っては来れないよ

ご覧、狐の嫁入りだ
彼らはもう帰って来れないんだ・・・


火のはぜる暖炉に花の香りのワイン
可愛らしい造形のケーキを並べて、気分は一足早いクリスマス
「うん、良い感じ」
花を一輪飾りながら、部屋を舞う蝶々の翅と寝転ぶ獣達を眺めた

西洋の本にありそうな光景だな、と気付いて
少し笑ってしまったのだけれど


さて、早めのサンタさんには無事に届いただろうか
仄かに煙草の匂いがするカードは

『素敵なプレゼントをありがとうございます
 今度、ご一緒に頂きましょうね
 お一人の晩酌より、きっと楽しゅうございますから

 千歳』
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2008年10月31日

徒然 33

温泉に目玉を浮かべつつ、大乱闘なぱぱ(略)様とイルカを眺める
仲良き事は何とやら
だけど、ついつい度が過ぎて

9月某日、フェアリーシティにて湯煙傷害事件がありました

とか報道されなきゃいいけどなァと思わないでもない


少々、温泉ではしゃぎすぎたのか、青年は体調を崩してしまった様子
怪獣さんから頂いた二匹の動物を撫でながら思う

風邪にイルカの煮物って効くんでしょうか

いえ、折角レシピ教えていただいた訳ですし・・・


あらまぁ、ぱぱ(略)様ったら

イルカ煮はいけませんか?
・・・おしっぽの先だけでも、いけませんか?

なら千歳の為に牛乳を温めてくださいましな
餡子と牛乳の組み合わせは、実はお好きなのです


水の管がすける桃色の花
秋の桜とはよく言ったものだ
一面、咲いた光景はきっと春の宴を思い出させる

死に往く冬へ、一時の夢を託した名なのだと思った


もうすぐ雪待月が来る
エルフロールの森と同じように
城もひっそりと冬支度をしていた

日々は静かに流れる
青年の日常は長い睡眠と些事で占められている
彼の心は眠りについている
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2008年10月01日

徒然 32

友人から花火大会への誘いを頂いた
夏の尾を引いた初秋
温い風はきっと思い出を包み込んで
切なくもなる心境を、優しいものにしてくれる
例えば散りゆく火花にも


残暑の厳しい寝覚月
それでも日が落ちれば過ごしやすく、時折吹く風は冷たい

夕暮れの砂漠を見れば思い出す
故郷の田畑が黄金色に輝いていた事を
そして胸が締め付けられる
随分、遠くに来てしまったという事に


花の香りのお嬢さんから残暑見舞いを頂いた
リフレッシュ用だそうだが、用途が終わったら食しても良いらしい

「・・・イルカって食べられるのかしら」

ひとまず城のお風呂に放り込んで
びちびち跳ねている様子を頬杖つきながら思案中


お城中の料理の本を漁ってみたものの
結局、イルカの調理法などは載っていなかった

「どうしましょうかねぇ、お前」

うっかりお湯に浸ける事もあった
またある時は、あろう事か温泉に浸けてしまったこともあった
それでもイルカ、まだまだ元気


盆を寄せながら温泉に浸かる青年
白い湯気越しの夜空では、月の輪郭が薄っすら発光していた
そういえばそろそろ月見の季節

秋深し 見つめるイルカの 眼も丸く

さらさらと一句詠みながら猪口を手に取る
「温泉!熱燗!月見!幸せですねぇ」
「くぇー」
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2008年08月31日

徒然 31

とうとうカエル沼の研修が終わりました
スナック富士子、短くとも思い出深い一時にございましたね
笹カマとかちーカマとk(振り返り

・・・

とりあえず処分致しましょうか、閉店セールです


夜の石、まほろに溶ける色は彼女の気に入りだったのだろうか
ならば自分も今、一番好きなもので返そうと思った
昼の花、うつつに咲き誇る大輪の群れ


薄紅、夏空、黄金、紫玉
ほろりほろりと形を変えて
肉厚の南国の植物から、硬く鋭い砂漠の植物へ
それは魔法の花
蒸し暑い夜を彩る真夏の夢


机に転がる幾つもの青
共に夜の名がつく、深い藍と澄んだ蒼
尾ひれを残した水の先には虹色の短冊
それらに腰掛ける一匹の妖精がいた
涼しげな翅を揺らして佇む、夏の陽の中で


実感はまだまだ無いのだけれど
暦はすっかり晩夏を指している
熱気の向こうの世界に隙間が見えた

ガラスの音が証明する
そうね、世界は鮮やかで美しい
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2008年07月22日

徒然 30

スナック富士子
ロマンチック担当の新人としてお世話になっております
前回は身支度も出来ずに失礼致しました
これで何時、接待になりましても安心にございますね

うふふ orz


雨が降らぬための品は多々あるが
雨を集めるための瓶は初見だった
「七夕御用達だとか」
空を仰ぎながら玄関に飾る
七夕の夜を思いながら


夕涼みにと灯篭を頂いた
熱の収まる夜の帳
羽虫の焦げる匂いがする
あぁ、またこの季節が来たのだと
気だるい視界の中で思った


色々ありましたが、ようやく戻りました
・・・男に
なんか各方面ビビラせちゃったみたいで申し訳ありません
氷菓子で頭冷やします、盛大に

でもまだ後一回、富士子の研修があるわけで orz


カエル沼8階到着
再度のおめかしタイムなのです
これが最後の研修の筈、夏子、ふぁいとなのです!

終わったらクリーニングに出して渡辺お姉様に返さなくちゃですわ
posted by 夏山千歳 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

徒然 29

月面の涙になぞらえて蜂蜜を頂いた

地上に咲き誇る花々
色も形も統一せぬのに
採取した液体は、どれも黄金に光り輝く

確かにそれは、まるで天上の味だろう


倭国の文献でかつて見た
勾玉と呼ばれる加工を施された宝玉
手土産だと白猫さんから頂いた

砂漠の空を見上げる
翡翠の首飾りを旅の守りにしよう
倉庫に眠る石が家の守りならば


さて、問題は手元にある、この布地だ
男女共に着用可能で女装の際には付け胸の配慮まで完備してある
GRの伝説として伝え聞いてはいたが
正直、自分の手元に渡るとは思っていなかった


どうしましょう orz


手元の布地に使い道が出来てしまいました
スナック富士子、喜んで参加させていただきます
どうぞよしなに(にこ


何故に女の子枠で通りますか orz


入国記念に黄色の薔薇を頂いた
紅砂に生息する花なのだと

きっと何処までも広がる金色の原に
ひっそりと眠るように咲く花なのだろう

よどむ空を眺めれば掌の中で崩れゆく
砂薔薇を握りしめて、私はその空へ向かった
posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

徒然 28

くるりくるり ひとまわり

紙の傘だなんて珍しい
そして懐かしい
思わず購入してしまった

山吹の屋根は千歳を守ってくれる
雨からも花からも剣からも


あらまぁ、千歳はただの戯れのつもりでしたのに
嫌よ嫌よも何とやら
ちーた様がそんなに欲しいと仰るのでしたら、此方もやぶさかではありません

大丈夫、初めてでしたら優しくして差し上げますよ?(蔦用意


北ハーバスの森に姿を現したうさぎさん
そういえば彼もまたあの国に居た事を思い出す
道と道のすれ違いに寂しくなる
それもまた旅の醍醐味ではあるのだけれど

小さい生き物を抱きながら、次の交差に思いを馳せてみた


琥珀が大樹の涙だとするならば
この石の中枢にあるものは、月面の涙だろうか

こんじきを通して見た世界は、子供のよう
無垢で甘い
とろり蜜を零すように

これが月面の涙であるならば
あの空はあながち楽園なのかもしれない、と思った


ステンドグラスのランプ。
それを興味深げな様子で見る獣が一匹。
「・・・東征はこういうものがお好きで?」
慌てたように鼻を鳴らされた。
「人間は無駄を求める生き物よの」
小さく笑む。
その無駄に感化される獣を愛しく思いながら。
posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

徒然 27

赤い石で出来た首飾り
春の寿ぎを称え、歌姫と呼ぶそうだ
開花の喜びに例えられたのだろうか
「しゃらしゃら、良い音」
青年には別の意で納得されたようだが


観光都市リュミエール
花咲き乱れる地からの贈り物は珍しい生まれの地酒だった
ひよこ虫が作ったという
果実酒みたいなものなのだろうか、それとも、と
瓶を眺めながら想像を膨らませる今日この頃


頂いた虹の酒は茶猫さんからのプレゼントだと聞いた
深く濃いアルコールの中に薄っすら潮のかおりがする
森をなでる風の音は、潮騒によく似ている
蕩けた意識を海の底へ沈める
鎮守の子守唄だと思うから


白い花、今が見頃だと届けられた

思い出すのは昨年の夏
最後の花だと頂いたデルフィニウムと共に
テーブルの上で揺れていた

風薫る晩春、曇り空を見上げる
雨の季節は近い


蓮茶を頂きながらそれを見つめる
以前からその特産品の存在は知っていた
万人が振り向く強烈な存在感

・・・そろそろ食べないと腐るかな
そう思いながら今日も青年はまっちょこを見つめる
posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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