2009年11月10日

あけのほし、よるのとばり

□イド=サトライ

髪を切る

長かった髪を切る

少年は明日を見上げる
ぽっかりと浮かぶ満月も、何処までも広がる青空も、名残惜しげに手をふる夕日も彼を引き止めはしない
強く、ただ強く明日を睨み付ける


・・・生きて行こう


少年は明日へ歩き出した


異土=里来
短くなった髪を風になびかせ少年は歩き出す


□ティル・ラーポット

26歳、赤毛、赤眼
頭部、両耳、背中に3対の赤い翼
サングラスと重い服装を好む
ティーラという略称を名乗り内密のメッセンジャーとして大陸を飛び回る
火の鳥

■徒然
青年は数年ぶりに、この大陸へと脚を踏み入れていた。
始まりは一通の手紙。
美しいムロマチ語で書かれた依頼が自分を過去に還らせる事となった。
何もかもを失った二十歳を越えて、自分は何を学んだだろう。
今、此処には疲れた顔の男しか居ない。


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posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 火の鳥の手紙、又は手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする