2011年07月18日

羅漢果

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ

イド消滅RPより転載 2006年2月18日筆


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2011年07月17日

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
同姓間の性行為を示唆する文章、反道徳的な文章があります
背後様が15歳未満の方は閲覧をご遠慮ください
また、そういった内容が苦手な方もご注意くださいませ

イド消滅RPより転載 2005年4月23日筆


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2011年07月16日

遺品

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ

イド消滅RPより転載 2005年4月21日筆


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2011年07月15日

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ

イド消滅RPより転載 2005年4月15日筆


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2008年11月13日

北へ

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ


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2008年11月12日

右手を繋いで

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ


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2008年11月11日

初風

以下、異大陸とNPCが主役の物語となります
ご注意くださいませ


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2007年12月21日

アリュイ

何十にも重なるざわめきの中で黒髪の女とすれ違った。
東洋系の艶やかな髪が美しい。
丈は高め、背筋に気の強そうな所が現れている。
何処にでも居るような美女だ。
だがその背に薄っすらと、糸に通したビーズのような花が見えたのなら話は別だろう。
そうとしかたとえようが無い。
百合のブーケのように連なり重力に逆らわず垂れ下がっている。
それを構成するのは百合のみではない、様々な花。
それらの様子を容易な言葉にしてしまえば、羽根のようなのだ。
「セイレーン」
思わず、口の中でぽつりと呟くと女は驚いたようにこちらを見やった。
「あら、貴方、見えるのね?」
「仕事柄、割合と」
元も、その能力が必要の無い時も多い。
手品の種はあかさなくても必要とされる時は多々あるものだ。
「貴女は・・・その、セイレーンでございましょうか」
「亜種でもセイレーンと言うのかしら?」
からかうように口の中だけで笑う。
亜種だって、そうそう見かけるものではない。
ましてやこんな町中で。
種族がいかに雑多であろうとも、長く住み着くには向き不向きが必ずある。
「名前は―――」
「何と申し上げられましたか?」
「―――は―――よ」
女の目じりに笑みが集中する。
それは形のつかめない曖昧な響きだった。
「アリュイ」
「あら、貴方にはそう聞こえるのね。
今までの中ではわりと正しい方の答えだわ。
エリーと答えた人も居ればアーレーンと答えた人も、いたもの」
あとは何だったかしら、レヴィだったっけ。
ころころと鈴を転がすような声音で笑う。
なんとも魅力的なその声がこの街でどう響くのか、彼女は知っているのだろうか。
セイレーンの声には魔力がある。
人間を虜にし骨の髄まで溶かしてしまう魔力がある。
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鳴動 律の手記

まだ二桁になったばかりの少年が此処を出て行き、初めて帰ったのは五年後の事。
頼りなげな背中は随分と大きなものとなり、幼かった声は二度目の変声を迎えたという。
あの日から全く変わらぬ彼の義妹と、日々どころか秒単位で変化が見て取れる私の身体。
見る限りではそういう弊害は全く無いようで、あの時、彼を庇った事は間違いでは無かったのだと息を吐いた。
「元気でやっているようだな、安心した。」
「伯母上も・・・以前よりは安定されたようで何よりです。」
「柔和な物腰がすっかり板についたじゃないか。以前のやんちゃっぷりが嘘のようだ。」
「伯母上のそういう物怖じしない所は相変わらずのようで、とても安心致しました。」
少しの悪言は時として空気への薬となる。
ようやく口元を緩めてくれた。

だがどんな事を言おうとも、彼の瞳は緩んでくれない。
それとも緩みっぱなしなのだろうか。
生気が無いと言った方が正しいのだろうか・・・。
暗く濃い色の影は、どんなに強い日差しでも拭い取る事が出来ない。
影を取るには本人が影に気付くしかない。

この甥っ子に影の存在を伝えてくれる人物はいるのだろうか、と思うと溜息しか出なかった。
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夏の山

リリデール滞在中に執筆させていただきました、夏の山シリーズ


123468: 【故郷】夏の山@千歳 夏山千歳 2007/06/05 18:40:33 

私の生まれ育った場所は、此処から遠く離れた地にございます。
終わらない大陸とも、失われた大陸とも違う、遠い遠い大地。

夏は暑く蒸し、冬は雪が厚く積もる場所でした。
周囲は山に囲まれ、緑の多い所で。
緑が息づき始める頃には、小川の流れに戯れて。
虫の声が真昼を支配する頃には、山を駆け木に登り、よく水代わりの果実を口にしたものです。
千歳の家は町からは外れた場所にありました・・・私の家はいわゆるシャーマン的な役割を長く続けてきたと申しましょうか。
時には遠方から訪ねてくる人も居れば、町の様々な悩みを受け持ったりもしたのです。

千歳は、その家を、継ぐ筈だったのです。


123573: 【親】里の蝉@千歳 夏山千歳 2007/06/07 21:58:13 

父の名は夏山早蝉、母の名は鳴動里。
二人は普通より少しずれた出会いと普通より少しずれた感情で恋をし、普遍的な愛情で結婚に至ったと聞きます。

穏やかな父。
既に衰退を始めていた夏山の家の主。
それまでの横暴なやり方を一切廃止し、細々とでも一族静かに暮らしていこうと決めた彼は何時だって柔らかな雰囲気を纏っておりました。

繊細な母。
細やかな気遣いと優しさに溢れ・・・度々その性質に悩まされていたようではありますが・・・私と小さな血の繋がらぬ妹を育ててくださった母。

温かい寝床、優しい食物、太い木の枝、甘い果実、妹の笑い声。
贅沢な毎日は何時だって脆いバランスの上で成り立っております。


123576: 【大切なもの】鳴く鞠@千歳 夏山千歳 2007/06/07 22:20:15 

私には血の繋がらぬ妹が一人、おりました。
実質的には従兄妹と呼ばれるべき間柄ではありましたが、名実ともに家族の一員となる更に前から一緒に育ったようなものでしたので。
私にとっては最初から妹同然の存在でした。

詳しい事情は省きますが、妹は元は鳴動の家の一員でありましたが、夏山の家に養女として迎えねばならない状況にありました。
私にとって彼女こそが大切な存在なのだと思います。
最後の家族なのです。
夏山と鳴動の両家が没落した、不幸な・・・事故から生き残った。
私の叔母と、その実娘であり妹でもある彼女と、私。

いびつでありながら平安な、私にとっての最後の家族なのでございます。


【己の姿】頬の傷@千歳

いたって平凡な倭人の容姿にございましょう。
少々、背は伸びすぎやもしれませんが・・・。
肩にかかりそうなほど伸びた髪は、ざっくばらんに切られており、丁寧な手入れをされているとは言い難い代物です。
瞳は何時でも眠たそうで、輪郭を捉えてることは叶わず。
左頬に走る傷跡は耳まで達し、空洞のみを残し首へと展開しております。
気持ちの良いものではございませんから・・・常日頃から飾り羽を髪に結わく事にしました。
後は清潔なだけが取り柄の服を着た、極めて一般的な容姿と言えましょう。


【夢】千の夢@千歳

私にとって今現在これ以上、心穏やかな日々を過ごしたことはございません。

これは千歳の夢でございましょうか。
私の望む願望?
私の願う渇望?
どちらでも構いません。
これが現実であるならば。
例え未来に百の地獄が舞っていようとも。
千歳は、千歳の現実を生きたいと思います。

きっと、今はその為の休息なのでしょう。
posted by 夏山千歳 at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏山千歳の呟き

「この世界には魔法と呼ばれるものが、何百通り・・・何千、何万通りございますよね。
私はその中の一つを使うことしか出来ないのです。
正確に言えば、私自身は何も出来のうございます」

「私の一族は自らの身体を取引の材料として、数々の精霊や霊獣、妖を使役してまいりました。
使役だなんて偉そうに言っても結局、相手の方に主導権があるのですけれどね。
私達は私達のアイデンティティを守るために『使役』と言い、相手もその事を『承知』した上で従っておりました」

「ちっぽけなアイデンティティですよ・・・でも、これが無いと生きてゆけなかったのです。
夏山の一族が夏山足るには、何か一つ突出したものを持っていなければならなかったのです。
そういう世にございました、戦乱に明け暮れ、未だ黄昏を見ることも無い世です」

「私の先祖は自らの血に流れる特異性を発見致しました。
夏山の一族だけは、どう逃げようとも容易に魔物に捕らえられてしまうのです。
どんな方法を使っても、必ず見つけ出され、頭から食べられてしまうのです。
魔の物に悦ばれる身体、現世と彼世を繋ぐもの。
ただただ、美味しいだけの食物。」

「それが夏山の家の、ほんの少しだけ突出した特異性なのでございます」

「先祖はこの力をマイナスからプラスに変えるための策を家に残しました。
自らを守る力を得ること、血を濃くすること、そして何より・・・血を絶やさないこと」

「近親間の婚姻で血を濃くしてゆきました。
その結果、脆弱した身体を守るための婚姻でも無駄には出来ません。
力を持った者を家に引き入れました。
協力的では無かった者は殺してその血肉を食らいました。」

「土台が出来たら次はそれを使用する方法を得ねばなりません。
まずは力の弱い精霊を捕らえ、彼らを肥やさせ、自らの手駒としました。
どうやって肥やすか・・・?そんな事、想像がつきましょうに」

「見込みのあるものは精霊だろうと人間だろうと取り立てられ、見切られたものは他のモノの口の中。
そうやって家の中で精霊の養殖をし、夏山の家は繁栄していったのでございます・・・」

「でもそんなことが未来永劫続く筈がございません。
既にね、私が生まれた時には家は衰退していたのですよ」

「折れそうな柱に少しの力を加えれば、容易に倒壊してしまうでしょう。
母上の事はそれと大して変わらなかったのかもしれません。
きっと今までの業が起こした報いだったのだと、私は思っております・・・」

「夏山の家は衰退から没落へ、その道取りは一瞬にございました。
今や使役の技を使用できるのは千歳だけ。
その資料も将来的には全て燃やしてしまうつもりです」

「千歳は最後に残った夏山、最後に残った業」

「最初に申し上げましたよね。
この世界には魔法と呼ばれるものが、何百通り・・・何千、何万通りにございます、と。
千歳は一族に伝わる魔法と言うものは、その一族の生きた証なのだと思っておりますよ」

「千歳は千歳の名と共に、夏山の家の生きた証を・・・暗く湿った、血生臭い業の歴史を終わらせたいと思うのでございます」
posted by 夏山千歳 at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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