2016年11月11日

もう誰も居ないこの世界の中で

 何かの漂流の末に行き着いた全ての可能性、ましろがシェイクスピアを書き上げる程の奇跡、軌跡を以て、いずれそうならなければ良い、という祈りばかりが、この身を焦がす。つまり、そう、最早不要であるのだと。ならばようやく私は私の生に当たって一つの事実を記すことを赦そうと思いました。
 夏山千歳は、故人です。古の大陸崩壊時に自死致しました。

 それがこの生の結論です。

 歌を歌って欲しかった、愛の歌を。魔法をかけて欲しかった、愛の魔法を。私にとっての歌は、もう終わらせて良いとの許可。私にとっての魔法は、共に生きていこうと差し伸べてくださる御手。とても存じているのです。存じているのです。そんなものを両立さえようなどと、愚の骨董。恥を知れ。終わらない問いかけと怨嗟の念の中で、ようやく浮き彫りになりました。千歳をその手にかけようとしてくださって、ありがとう。手を刺し伸ばしてくださって、ありがとう、と。
 とても考えました。とてもとても考えました。自分のために生きること、誰かのために生きること。そのどちらも得難く尊いものなのだと、天秤にかけるのさえおこがましい。何故なら、誰かのために生きることなど、自分のために生きることに他ならないのだ。夏山千歳のゴーストは教えてくださいました。夏山千歳が穏やかに笑って生きていてほしいという他者の夢が、陽炎を産みました。あれは大多数の他者の子供と呼ぶにふさわしい存在なのです。だから消えました。自立する意思のない魂は、崩落する幻想に巻き込まれて圧死するだけなのです。ならばこそ自分のために生きてゆくこととは、何だろう、と、思いました。

 誰かのために生きてはならない、という枷こそが、その答えだとしたら。世界はこんなにもさみしい。

 ああ、夏山の地が、同族殺しの血で穢れてゆく。ですがもうそんなのはどうでもいいのです。至る呪いはいずれ決壊する。隔離した境界が結界と呼ばれるように。夏山は、もう、終わりです。それで良いのです。私の名は夏山千歳。ただの夏山千歳。もう夏山家当主白妙之千歳は、この世には存在していないのです。そして存じ上げております。どなたももうこの告解に辿り着かないと。だって、そうでしょう、死人に梔子。千歳と言う魂は、もう誰の中にも、残っていないのです。私がそう信じております。
 ……ごめんなさい、嘘です。私の魂の片割れ、私の永劫回帰の夢。ただただ優しいだけの、毎日。そういったものを知っております。識っております。千の幸いよ、星となれ。私の届かなかった白鳥の頂に、お行きなさい。
 だから、だから、千歳は終わりで、もう良いでしょう。いいえ、ごめんなさい。しかして届かないと知りながら、私は唯一残した約束に胸を痛めている。私はあなたの壁となる。その約束を、もう覚えていらっしゃらないであろう約束があるものと認識している。しかしていずれ風となり、消えてゆくのなら。
 未練が、あるのです。
 それでも夏山千歳は、もう故人です。こんなにべらべらと喋る故人だなんて、おかしいことですね。ですが真実です。私は私の手で私の生を終わらせました。誰にだって譲ってやるものか。一生涯、己を恨め。私を恨め。ですが真相は案外、優しいものですよ。目を瞑ると優しい暗闇が待っているのです。ようやくこの責務から解放されるのです。夏山千歳と言う名の責務。だから。
 誰にも見つからねば良いと思う気持ちと、誰かに見つかるだろうと言う矛盾を抱えて、私は瓶詰の地獄を放流することに致しました。これが四年目の真実。さようなら。私は再び瞼を閉じる。次に寝覚めるその時まで。
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2013年03月10日

0822 vs6956

条件:全力装備、作戦自由


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2012年07月31日

【花魁生活二日目】

そうそう毎日、何かありんしたわけでない気がするが
思い返してみりゃあ、結構、そうでもなかったなぁと気付きなんした

まぁ、時系列はちょいと前後するだろうが、気にしねぇでおくんなんしょ
日記も後からになるが、ちょいちょい書いていくからよぅ

さて
当事者だった星のお嬢ちゃんは除いても
実は一番最初に花魁として話なんしたのは、仕合の相談をしとった天狼の旦那にありんした
辞書片手に苦戦しながらどうにか話そうとしているわちきを見て

「お前も苦労してんだな・・・」

としみじみと呟いた一言が、結構、なんだ、その
非常にまっとうな反応だなぁと思いんした

若干、引かれつつも、なんでか罰ゲーム期間中に多く話した御仁の一人だった気がしなんす
なんでだ(聞くな


ところで
ついぞ狼の旦那と星のお嬢ちゃんの三人罰ゲーム仕様で話せる機会は無かったなぁ
番外編ってことで、どっかで一度できたら面白いかもしれんなぁ(笑
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2012年07月30日

いきなり罰ゲーム伝説 〜これができても何も無い〜 【花魁生活一日目】

さて、そんなわけでぇ
サイイド殿こと、狼の旦那とエストレヤ嬢こと、星のお嬢ちゃん
お二方との賭けコロシアムでの結果、大体一週間くれぇの罰ゲームが決定しなんした

狼の旦那とは
わちきが勝てばバーテンダーの旦那
旦那が勝てば花魁のわちき

お嬢ちゃんとは
わちきが勝てば深窓のご令嬢のお嬢ちゃん
お嬢ちゃんが勝てば御国訛り(候補:津軽弁or博多弁)がついつい出るも頑張って直しながら話すわちき

つまりお二方に負けてたら


ついつい出る御国訛り(そもそも知らない)を直しながらも頑張って廓言葉(よくわからない)を使う千歳(花魁仕様)


っていう高すぎる難易度の罰ゲームになりかねん所でな・・・・・(真顔

結果としては、狼の旦那には負けたものの、星のお嬢ちゃんには勝利しなんしたから良しとしようじゃねぇか
廓言葉・・・も自分自身が使う分には馴染みが薄くて、どうにも辞書が手放せなくありんしたが

京のご亭主様を参考にさせていただけりゃ良いんだ

と気づいてからは、大分、話しやすく思えてきなんした
・・・素の口調より何故か男前になんだよなぁ(うん

ってぇわけで、葉月は五日までのお遊びだ
どうぞお見かけの際にゃ、つついて遊んでおくんなんしょ

サーヴィス・・・は、おさわりは100万からだが(から(天井は無い
お喋りの相手が欲しい時や、あまり上手くもねぇか酌に三味に歌に琴くれぇはできるからよ
気軽にお声をかけてくれりゃ嬉しいもんだ
さて

(三つ指ついて深々と頭を下げる

ようこそいらしゃりました、旦那様、お嬢様
浮橋花魁と申しなんす
嫉妬の橋に心をおいて、夢の一夜に橋かける
短い間の華の盛りではありんすが、どうぞ可愛がっておくんなんしょ

(顔を上げて、嬉しそうに笑った
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2012年07月29日

0729 vsエストレヤ

装備:千歳のみ守護×2楯(HP+20により合計HP91)
スキル:傭兵、ペット不可
作戦:臨機応変
引き分け判定有り

罰ゲーム
星の方が勝利:御国訛りを訂正しながら話す千歳
千歳が勝利:深窓のご令嬢な星の方


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2012年07月27日

0727 vsサイイド

装備:千歳のみ守護×2楯(HP+20により合計HP91)
スキル:傭兵、ペット不可
作戦:臨機応変
引き分け判定有り

罰ゲーム
狼さんが勝利:花魁廓言葉の千歳
千歳が勝利:バーテンダー狼さん


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2012年05月23日

縁は数奇なもの

少女からの知らせを受けた翌日の朝。
何度も目を通した羊皮紙の文字は、神殿の張り出しは、覆る事無くそのままであり続けた。
恐らく八月三十一日まで、決して変わることは無い。

泣くことは無かった。
叫びだすことも無かった。
眠れぬ夜を過ごすことも無く、何時も通りの就寝時間に眠りについた。

動揺はしていた。
その反面いかにも事務的に友人知人の、世界の、情報を得ようと羽虫を飛ばした。
早朝の鍛錬を終え、家族と朝食を取り、家事を済ませ、花壇の世話をやり。
何時もと変わらぬ足取りでハルベルトチームのカフェの看板を見上げたところで。
この看板は、八月三十一日には無くなってしまうのだという事実に気付いた。

終わる。
神の庇護が終わる。
大陸に崩壊が訪れるのか、眠れる魂の墓地となるのか、はたまたそのままの日常が、営みが続いていくのか、誰にもわからない。
それが終わるという事。

「この世界の終わりまで」

いつか花屋を営む女性がぽつりと零した、その雫はずっと胸に留まっていた。
それが、まことのものとなる。

急に目の前が白々と開けたような気がした。
薄霧の中にあった輪郭を持たない日常が、色を取り戻す。
彩られていく。
「・・・ふふ」
至極簡単だと、思い至ったのはその朝だった。
終末に向けてとるべき行動は、何もかもが決定付けられた。
自分のために生きよう。
夏山千歳の殻を捨てて、夏山千歳の欲を持ち、夏山千歳として生きていこう。
「そうね、私は・・・強欲の千歳ですものね」
吹っ切れたような笑顔を浮かべて・・・ここ数ヶ月、決して見せることの無かった・・・鍵を開ける。
からんころん。
七つの虚典の一日が、始まりの音を告げた。
posted by 夏山千歳 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

七つの虚典

さて先月の下旬頃から酒場の通りに名乗りを挙げましたハルベルトチーム『七つの虚典』
今日の朝日が昇る頃、初試合と相成りました

年明けからチームを作ろうと水面下で奔走して参りましたが、ようやくのお目見えになるかと思うと感慨深くございますねぇ
まずいつも通りにユキ嬢に話を持ち掛けて、二つ返事で了承を頂いたのが事の始まり
リッツィ、カナンの幼なじみ組をお誘いし、セイリオス殿を口説き落とし
最後におねむだったしの様を叩き起こして酒場に拉致して(笑
そうして結成されたのが七つの虚典
欲望の意を知り、根源を解する人々が集う
チームなのです

店舗は古い酒場だった建物を改造致しました(ぐ
元々あったアンティーク調・・・と呼ぶには大衆的な、素朴なテーブルや椅子に
カナン嬢が用意されたクラシックで気品のある家具
高級茶器に紛れての中国茶器に、毛羽だった大きな絨毯、暖炉
ユキ嬢やしの様が育てるヒヤシンスの鉢植えに、古びた革張りの大きなソファ
セイリオス殿が管理される台帳、リッツィが賑々しく出入りをする裏口
千歳が一休みする厨房からの勝手口の先の、小さな庭
そんなカフェにございます
部外者だから、なんて気になさらずに遊びにいらしてくださると千歳が喜びます(笑

さて
前日は生憎の霧雨でしたが、見事な晴れ模様を見せてくださって
たいそう良い試合にございました
千歳に関しては、まこと狙った戦術がかちっと嵌りましたから、爽快にございました!
次の瞬間には敗退してしまいましたが(笑
他の皆様にとっても強く意義を見出せる試合だったかと存じます
今回は負けてしまいましたが、あせらずゆっくり練磨を重ねて、まずは白星を目指しましょう

詳しいログはカテゴリー『虚典』より、どうぞ
メンバーの皆様にはスタッフルームにも、より詳しい資料を用意するつもりです

酒場の通りの皆々様
まだまだ未熟者にございますが、どうぞよろしくお願い致しますね


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posted by 夏山千歳 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

絶息

恐らく
十二月がタイムリミットだ,
posted by 夏山千歳 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

旅日記

■長月十三日
風は捕えられず果ててゆく

水は手をすり抜け落ちてゆく

樹ならば自らのものになると思うでしょうか
いいえ、樹は樹の思う通りにしか、育ちません




青年は何の気なしに日記帳をめくっていた。
紡がれてきた今までと是から。
人々が営んできた証。
その内の結構な枚数を自らのみで綴ってしまった事へ、反省とも羞恥ともつかない感慨を覚える。
いっそ出国の際には、自分が書いたものは全て消してしまおうか。
苦笑をもらす。
恐らく、そんな事は出来ないだろう。
百頁に到達したら国を出るのも悪くないと秘め事にも似た戯れを思った。

その瞬間。

深く低い地鳴りが響いた。
辺りを見回し近場に高所が無い事を確認すると、青年は羽虫を高く高く飛ばす。
実体を持たぬ精霊は青年の目となり耳となる。
『視』えた。
発信源は北西、他には見られない緋色の寝殿造の王宮、は。


「・・・ワンズ」


青年の顔色から血の気が引いた。
世界で一番、身近な筈の頭から足先までが、頼りないものになる。
その場に膝をついて、ただ叫び祈りたい衝動さえ湧き上がる。
誰か、あの国を助けて、と。

だから、ぐっと堪える。
一刻も惜しい、しかし、今しかできぬ事もある。
どこからともなく現れた虎に飛び乗る。

彼らは真っ直ぐに倉庫へと駆け出した。
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2011年09月16日

旅日記

■長月三日
さて、九月になりましたね
寝覚月や稲熟月と様々な異名を持つ秋の始まりにございますが
夜長月と口にされ続けた季節でもあります

この大陸に来る以前におりました国は、大陸で最も月の美しい国家だと言われておりました
日照時間が極端に短く、いつでも月を間近に感じられました

今は、月が遠い
でも私はこの大陸から眺める月の方がお好き

他の誰でもない夏山千歳が生き続けた
この大陸から見上げる唯一無二の月だから

■長月五日
ひまわりを見ると思い出す
太陽のような少女だった


確かあれはリリデールにいた頃
彼女との出会いは、無料顔絵で運試しの企画でした
蜂蜜色の髪と民族衣装が印象深いワーキャットのお嬢さん
千歳の拙い絵にも、いたく喜んでくださった、優しい子でした

お渡しした後も、ゆるやかな交流が続きましたね
千歳は、まるで妹が出来たような温かさを感じていましたのですよ

交わされた会話の中で、朧げながら今も覚えている
あなたに教えていただいた、ひまわりの花言葉の由来を

■長月六日
いつも病室で過ごしていた、あの人
虚弱な身体は、さんさんと降り注ぐ陽を目一杯に浴びる事も
何処までも続く大地を存分に走り回る事も許さなかった

その人に恋をしていた子は一輪の花を手渡しました
それは病室の外に広がる、ひまわりの花

程なくして世を去ったその人は、ひまわりを渡した子にヒトツのメッセージを残しました
太陽が昇る度に私は蘇る
おひさまのような君への恋を、私は捧げよう

あなただけを見つめる、と

■長月十二日
(癖の無い丁寧な字で書かれていた

ねむねむの病のため、久方ぶりの日記になってしまいましたね

本日は十五夜、中秋の名月にございます

本来、十五夜とは旧暦の葉月十五日に当たるものであり
必ずしも満月を指すものではなかったそうです

今年は六年ぶりの満月と重なったようで
暮れなずむ空に、くっきりと丸く淡い色合いの月が拝見できればと、強く願います

(硬筆を置いた青年は

(口の中だけで、こがねさす、と呟いた
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2011年08月31日

旅日記

■葉月二十五日
たとえば、早朝の身を切るような水を汲み上げて
ささやかな朝餉を終えた後に迎える慌ただしい時間

冷たい風とは裏腹に、腹の中から温めるような日差しを受けて
きなりの手ぬぐいと幾つかの衣類を干す

夕暮れと共に帰る手には新鮮な牡丹の肉
根野菜を洗う手の汚れを笑って見詰められる

夏と秋が入り混じる満天の星空には、ぽっかりと穴が空いていて
今日は新月だね、と杯を交わして


(そこまで綴って、西瓜だよとの呼び声に青年は席を立った

■葉月二十六日
(ぱたぱたと駆け込んできた青年

(雨避けに被っていた夏衣の羽織りは、すっかり水を吸って重くなっていた

見事な雷雨にございますねぇ
大気中をふるわす轟音が、上天の光が、たたき付ける大粒の雨が、世界の全てを包みます

薄暗い野外と薄暗い屋内の境界を描くのは生暖かい暖簾だけ
しかし、それは確かに、世界と個人を切り分ける

こんな日は
嵐にさらされてみるのも悪くないかもしれない
夏の終わりの生温さを風が冷やしてくれる

名残惜しささえ胸の内に去来しますね


とは書きましたが、実際、濡れ鼠になりますとお風邪をひきかねませんので
良い子の皆様方は真似しちゃ駄目ですよ(笑

■葉月三十日
懐かしい一文を見つけた


皐月蒸す 霧雨に浮く 新緑と
つつじの薫る 狂おしい程

多分、私は幾つか大人になって
ありのままに感情を受け止める事が無くなった
貫くような憤りも、掻きむしるような悲しみも
若い頃より緩慢に受け取る事が出来るようになった

心燃える歌が、私を遥かなる高みに導く
しかし同時に呆気なく突き落とす事を知っている

私は欠けている
初恋の日に失った心は何処へいったのだろう
虚像は満月に姿を変える
それでも想う
願いは、時々、叶うと知っているから


きらめけ 世界中に
僕の歌をのせて

■葉月三十一日
傘をさすことを覚えても、打ち付けられている事に変わりは無い

10センチ先の雨脚を私は遠く眺める
身動きもとれぬ豪雨の中、私は歌を歌う

届け、届け、届け

傘を投げ捨てて生きてゆくには、この心は脆すぎた
だから馬鹿だと解っていても、歌い続けるんだ
明けない夜が無いように、止まない雨も無いのだと
深く信じさせてくれた人々がいたから


届け、愚直な気持ちを歌にのせて
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2011年08月30日

旅日記

■葉月十八日
(癖の無い丁寧な字で、さらりと書かれていた

呼び水という言葉の美しさが、しみじみと胸の内に染み渡りました

私の一滴を耳にされたどなたかが呼応する
賑々しい日々を思い描いて、静かな日々に浸る

寂しさと幸せの間を行き来する

共鳴を待つ
胸の杯から零れおちた一滴の広がる波紋が届いた先にいらっしゃる「どなた」かの

呼び水という言葉の美しさに、しみじみと私の生を彩る

■葉月二十日
大陸に降り立ってから、初めてハルベルトを観戦致しましたが・・・

うわあああっ

凄い、凄いのです!
飛行機乗りさんの怒涛の勝ち抜きを鮮やかにいなす剣士さん
そこからは手に汗握る、文字通りの一進一退の攻防戦にございました!!

耐えがたきを耐える堅牢なる大将を地に伏せましたのは・・・私の大事な梅の花
私まで誇らしくなりましたねぇ

猫のお嬢さんのご活用が拝見できませんのは残念でしたが、とても楽しゅうございました
いつか千歳も、と夢を見つつ
おめでとう、そして、おめでとうございます!

ちゃっかり勝負にも勝てましたし、ね(笑

■葉月二十四日
気温はまだ揺れ動くそうですが
徐々に夏が終わりを迎えますね

私の生家に程近い村では梨の栽培をしておりました
このぐらいの時期になりますと盛りを終えた緑の青くささと、澄んでいながら甘い芳香が広がります

井戸水で冷やした果実を口いっぱいに含む
爽やかな汁気が私の血肉になる
夏は、私をあの土地に還らせる
私は、夏になれば何時だってあの家に帰られる

夢は今も廻りて 忘れがたき



(ぽた、と

(日記帳に一滴分のたわみ


フィール殿、おかえりなさい
ルディ嬢、いってらっしゃい
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2011年08月29日

旅日記

■葉月十一日
(白い浴衣のやたら背の高い青年が一人

(細く余れた藁に紙垂のついた縄を緩く纏っていた

さて、お盆にございますね
初春と初秋の満月から始まった・・・との一説がございますようで
一方は正月に、もう一方にお盆に変化したようですね

満月は狂気を呼び起こします
正者も死者も等しく、月の魔力に引き寄せられます
だからこそ鎮魂の祈りを持って、祖霊の道行を正しく示しとうございますね

でも今を生きる方々も大切ですね(笑
剣霊のお嬢さんが早く良くなりますように

■葉月十二日
(日記帳に添えられたシロップを見付け、小さく笑む

(横にはちみつの小瓶を置いた

今宵は流星群がふるそうです
夜半から明け方までが見頃だと耳にしましたが、明日も油断ならないようで
楽しみにございますねぇ

ただし今宵の空には満ちゆく月がこうこうと地上を、天界を、照らします
眺められる方は月を背になさると良いそうですよ

■葉月十五日 
夏山は呪われた歴史にございました
望まぬ魔性の血肉から、安易な身を護る術を選んだ結果
護るだけでは無く力を欲し、数多くの業を背負いました
欲を自覚しなかったため滅んだ一族にございました

ただ普通に生きてゆきたかった
初代のその願いは、正しく人の夢だったのです

お盆も、もう終わりますね
私は今年も生き延びられました
今夜は十六夜
欠けた月を杯にうつしましょう
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2011年08月28日

旅日記

■葉月四日 
(やたら背の高い青年は一生懸命垂れ幕を張り付けている

【*・゜゜・ *:.。..。.:*・゜梅花嬢いらっしゃいませ&弼嬢おかえりなさい゜・ ・*:.。. .。.:*・゜゜・*】



・・・よし!!(ぐっ

入国してから早数ヶ月
梅雨を越え、夏の匂いに郷愁を覚えながら
静かに、静かに日々を過ごして参りました
いつかどなたかが動いてくださる
どこかで、そう信じて止まない自分がおりました

日記帳の埃が払われ、そこには小さくも力強い文字が綴られていて
そういえば私は旅先で日記を書くのが好きだったと思い出させていただきました

ありがとう、猫のお嬢さん
きっと千歳が一方的にしか存じておりませんでしょうが(笑

■葉月八日 
二番目か三番目くらいに大事な事を書き損ねましたので日付を遡ってみます
ちなみに日記の内容は四番目にございます(真顔


とうとう立秋を迎えましたね
蒸し暑い空気にも、次第にひんやりとした流れが混ざりましょう

秋を告げるその名は、初風と呼びます
春一番と対ですね
悪戯者な春一番もお好きですが・・・千歳は初風の方がお好き

でも気をつけて
初風は時に大事なものをさらってしまうから


そうそう
十六夜も近くございますねぇ
どなたかお酒の相手をしてはくださらないかしら(笑

■葉月九日 
Σた、大作・・・っ
ありがとうございます!

(お礼の気持ちを込めて、小皿に煮干しを盛っておいた

(それから日記帳に、癖の無い丁寧な字で綴り始めた

時折、自らの周囲にはゼロとイチしか無いのではと夢想します
私はゼロ、あなたはイチ
自らにとっては唯一無二のイチであり、唯一絶対のイチに思えるのです

そんな時に停滞した空気を吹き飛ばすのは、ニから先です

ニやサンの存在を知った時、私の中には新しいイチが生まれます

それは、変貌したイチ
それは、成長したイチ


そして、あなたのイチ


邂逅は多かったのですけれどね(笑
近く、ご挨拶に伺いますね

きっと、近く、に(ぇー
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2011年02月27日

0206 vsAN

アリヤナシャAN VS 夏山千歳の対戦が開始された!

アリヤナシャAN「どうぞ――来るがいい、夏山の千歳!」
アリヤナシャANは臨機応変の構えをとった!

夏山千歳「さぁ、捕まえて御覧なさい(蔓草が阻み」
夏山千歳は攻撃重視の構えをとった!

夏山千歳が先に行動をとった!!

第 1 ターン!
夏山千歳のHP:36
アリヤナシャANのHP:99

夏山千歳は警戒して様子を見ている!

アリヤナシャAN「『A.N?』―真実に騙る物語に手を伸ばす」
アリヤナシャANのクリティカル攻撃!!
夏山千歳は楯に身を隠す。
夏山千歳は無効の効果でダメージを受けない!

第 2 ターン!
夏山千歳のHP:36
アリヤナシャANのHP:99

夏山千歳の攻撃!
アリヤナシャANに 16 のダメージ!

アリヤナシャANの攻撃!
夏山千歳は楯に身を隠す。
夏山千歳は無効の効果でダメージを受けない!

第 3 ターン!
夏山千歳のHP:36
アリヤナシャANのHP:83

夏山千歳の攻撃!
アリヤナシャANに 31 のダメージ!

アリヤナシャANの攻撃!
夏山千歳「鬼さん此方ぁ♪(紙束が聖職者の視界を阻む」
夏山千歳は素早く回避した!!

第 4 ターン!
夏山千歳のHP:36
アリヤナシャANのHP:52

夏山千歳は警戒して様子を見ている!

アリヤナシャANは体力の回復を試みた!
アリヤナシャANは呼吸を整えた。
アリヤナシャANのHPが 10 回復した!

第 5 ターン!
夏山千歳のHP:36
アリヤナシャANのHP:62

夏山千歳の攻撃!
アリヤナシャANに 16 のダメージ!

アリヤナシャANの攻撃!
夏山千歳は楯に身を隠す。
夏山千歳は防御を固めた!!
夏山千歳に 2 のダメージ!

第 6 ターン!
夏山千歳のHP:34
アリヤナシャANのHP:46

夏山千歳の攻撃!
アリヤナシャANに 28 のダメージ!

アリヤナシャANの攻撃!
夏山千歳は楯に身を隠す。
夏山千歳に 5 のダメージ!

第 7 ターン!
夏山千歳のHP:29
アリヤナシャANのHP:18

夏山千歳は警戒して様子を見ている!

アリヤナシャANは体力の回復を試みた!
アリヤナシャANは呼吸を整えた。
アリヤナシャANのHPが 3 回復した!

第 8 ターン!
夏山千歳のHP:29
アリヤナシャANのHP:21

夏山千歳「―駆けなさい(銀星の剣が一直線に貫く」
夏山千歳のクリティカル攻撃!!
アリヤナシャAN「触れられる覚悟なく触れてこそ人、とはいえ」
アリヤナシャANは素早く回避した!!

アリヤナシャANの攻撃!
夏山千歳は楯に身を隠す。
夏山千歳は防御を固めた!!
夏山千歳に 1 のダメージ!

第 9 ターン!
夏山千歳のHP:28
アリヤナシャANのHP:21

夏山千歳は警戒して様子を見ている!

アリヤナシャAN「『A.N?』―真実に騙る物語に手を伸ばす」
アリヤナシャANのクリティカル攻撃!!
夏山千歳は攻撃に備えた!!
夏山千歳に 46 のダメージ!

夏山千歳は戦闘不能になった!!

アリヤナシャANは戦いに勝利した!!
アリヤナシャAN「お相手ありがとう―愛を(喉元に剣突きつけ」
夏山千歳「ん、捕まっちゃいました、か(膝をつき」


夏山千歳が使用していたアイテムの効果がなくなりました。

アリヤナシャANは 20 点の経験値を得た!
.→NEXT
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2011年02月23日

椿の護り続ける傍らで

(青年は離れの一室にて、文机に向かっていた

(癖の無い丁寧な字を、あたたかくにじむ万年筆で書き上げると

(暫くそれを灯に当てて、乾かしてから小さく折りたたみ始めた




(障子を開ける

(裸足のまま縁側に出る、足元には椿の一輪挿し

(名残の冬の夜を仰いだ

(手には紙飛行機がヒトツ



(それを、強めの風の中、そっと空へと解き放った..
posted by 夏山千歳 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月17日

椿の護る傍らで

ただ、夜が明けるのを眺めていた。..
posted by 夏山千歳 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

彼女の話 『名前を呼んで』

以下、千歳とムーンのやりとりになります
今回のことを踏まえて、もありますが、それだけではなくムーンという一人へ千歳自身の考え方等が記されております
(自問自答形式に近い文章なので、お嫌な方は回れ右で)

この記事で今回のことに関する背後的、RP的な行動は完了予定です
個々への伝言等は、まだあるかもしれませんが、ご了承くださいませ



首筋に暗証コードをなぞる。
機械人形の少女は、目を覚ます。


.→NEXT
posted by 夏山千歳 at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

彼の話 『指輪を通す』

(腕の内でこんこんと眠る機械人形を抱いたまま

(深く頭を下げる


この度は、私の判断ミスにより多大なご迷惑、ご心配をおかけしてしまい申し訳ございません
保護者という立場への理解、自覚が足りず、少なくない方々に不快な思いをさせてしまって・・・

理性の判断として
暫しの間、公の場には顔を出さない事に決めました
自戒、自粛、安定、けじめ
理由は様々です
今は、この行動で、この時間で、ゆっくりと生きて行こうと思います

もう一度だけ、大変申し訳ございませんでした
そして心配を、お慈悲をくださった全ての方々へ
ありがとうございます



..
posted by 夏山千歳 at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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