2012年09月06日

星先案内人 2012




..
■★星先案内人☆ミ+:。:*:・.@千歳

「ようこそ、星屑の宴へ」

様々な光で満たされた地上の一角。
やたら背の高い青年と結晶生物の少女が手を重ねあう。
二人の声が一本のマイクを介してホール中に優しく響き渡った。

「十の節目を迎えた今年もお会いできた歓びを」
「巡る想いの欠片と共に、新たの出会いに慶びを」

lumen lunaeが示すのは男女の姿。
「これより皆様の見本も兼ねまして、オープニングダンスが披露されます」
blue materialが誘う先は金色のホール。
「紳士淑女の皆様、どうぞ開催を祝う星の煌きをご覧ください」


夏の雪が告げる、2012年のタイトルコール。


「「さぁ、紡ぎましょう、永久に瞬く物語を」」

■:ユキ

「此処で区切りと致します」
プロローグに打たれた終止符。

「流麗な物語は、真夏の宴に相応しい始まりでしたね」
「オープニングダンスを披露されたデニス・レイカウフ様とメヴ様へ皆様、盛大な拍手を」
鮮やかなダンスの軌跡から生まれる大気の流れは清涼だった。
しかし見守っていた人々の胸に高鳴りと熱を生み出す力を放っていた。

「続きましてポイント説明に移ります」
「どうぞ引き続き御拝聴ください」
「あなたの宴に幸いありますよう」
「あなたの宴の導と成りますよう」

か細いソプラノと高めのテノールによる息のあった掛け合いは、心地好く会場中を包み込む。

「「私達は星の案内人」」

■【参加表明】@千歳

繻子の靴を鳴らして、受付に現れた人影がヒトツ。

海底のような青から水面越しの空のような水色へのグラデーションが鮮やかな本式のアオザイに、ゆったりとした白い下履き。
首元を彩るのはキャラバンで縁を結んだ翡翠の涙。
左耳の傷痕を隠すのは月下美人の花、左手中指には鈍色の指輪。
何よりもやたら高い背を覆い隠す、淡い月金色のヴェールが目を引く。

名簿をなぞり、癖の無い丁寧な字で『夏山千歳』と記帳する。
隣の項目には×を書き込んだ。
「彼女は来られませんから」
安心させるように微笑んで、後ほど指命用紙をお届けしますと告げて。
国外社交場の様子を見るため、そっとゲートへと向かった。


【名称】lumen lunae(月)

【由来】大陸語に訳すると『月の光』になります
深い深い闇の中にぽっかりと浮かぶ衛星
そのあり方がとても好きで、そうありたいと願いましたから、かしらね
つまりは千歳の願望なのですよ

以前、人の行動や気持ちを汲み取って言葉を紡ぐのに長けている、と仰っていただけた事がございました
自分自身で創造して、太陽のように誰しもに降り注ぐような在り方は、とても難しい
だからこそ、誰かの想いを掬い上げて、広い大地に返せるような
そういう人間に、成りたいと思いました

なんてね、理由としては少し硬かったかしら(笑
posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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