2011年08月29日

旅日記

■葉月十一日
(白い浴衣のやたら背の高い青年が一人

(細く余れた藁に紙垂のついた縄を緩く纏っていた

さて、お盆にございますね
初春と初秋の満月から始まった・・・との一説がございますようで
一方は正月に、もう一方にお盆に変化したようですね

満月は狂気を呼び起こします
正者も死者も等しく、月の魔力に引き寄せられます
だからこそ鎮魂の祈りを持って、祖霊の道行を正しく示しとうございますね

でも今を生きる方々も大切ですね(笑
剣霊のお嬢さんが早く良くなりますように

■葉月十二日
(日記帳に添えられたシロップを見付け、小さく笑む

(横にはちみつの小瓶を置いた

今宵は流星群がふるそうです
夜半から明け方までが見頃だと耳にしましたが、明日も油断ならないようで
楽しみにございますねぇ

ただし今宵の空には満ちゆく月がこうこうと地上を、天界を、照らします
眺められる方は月を背になさると良いそうですよ

■葉月十五日 
夏山は呪われた歴史にございました
望まぬ魔性の血肉から、安易な身を護る術を選んだ結果
護るだけでは無く力を欲し、数多くの業を背負いました
欲を自覚しなかったため滅んだ一族にございました

ただ普通に生きてゆきたかった
初代のその願いは、正しく人の夢だったのです

お盆も、もう終わりますね
私は今年も生き延びられました
今夜は十六夜
欠けた月を杯にうつしましょう
posted by 夏山千歳 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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